吾輩はズボラなるままに

15才、中1、小5の3児のママです。子ども全員明るくニート&不登校中。ズボラ万歳で過ごしています!

ランドセルは、もう眩しくない

最近、ボランティアで、子どもの見守りのようなものを始めた。

 

廃校舎で、週に1度、小学生を預かるというもの。

 

もともと、毎月開かれる、不登校児の保護者対象のランチ会の主催者が、ずいぶん前から1人でしていた。

 

その手伝いだ。

 

彼女は、前任者から、この見守りボランティア引き継いだものの、自分以外に手伝ってくれる人がなかなか集まらず。

 

かといって楽しみに来る子どもに

「来ないで」

とも言えないから、具合が悪くても、毎週1人で開けているという。

 

彼女は、見守り中、別に何をするわけでもない。

 

子どもたちに請われれば、一緒にゲームをしたり、お喋りをしたり。

 

それでも、見守る目が、自分1人なのが不安なのだと言う。

 

それは、そうだろう。

 

さて、手伝い初日は、昼頃に行ってみると、お子さん2人が、お互いのゲーム機をのぞきこみながら、楽しそうに話していた。

 

平日昼間に、ここにいるということは、2人とも不登校児である。

 

ちなみに、そのうちの1人は、彼女のお子さん。

 

広い広い校舎と、グラウンドに、大人2人と子ども2人だけ。

 

この廃校舎に人が入るのは、この週に1度の、このときだけという。

夕方になると、近所の小学校に登校していた小学生たちが、ワラワラと集まってきた。

 

皆『勝手知ったる我が家』とばかりに、ランドセルを放り出し、ワーワーキャーキャー。

 

午前中からいた不登校児2人とも顔馴染みらしく、彼らも混ざって、ワーワーキャーキャー。

 

学校でのことを、ある子どもが話し出し

「オレ、学校行ってないから、そういうのわかんねぇ!」

と、不登校児が、あっけらかんと言うと

「あっそうだったっけ!でもさ、聞くだけ聞いてよ~」

と、登校児も、あっけらかんと返す。

 

うちの娘のように、こういう集団が苦手な不登校児もいれば、平気な不登校児もいて。

 

当たり前だけど、不登校児も、十人十色。

 

もちろん、登校児だってそう。

 

登校と不登校を、高い壁で分けたのは、結局は大人なのだと感じた。

 

数年前まで、ランドセルを背負う小学生が眩しくて、羨ましくて、そして泣けてきて見られなかった。

 

そんな私が、こういうボランティアをするとはねぇ。