吾輩はズボラなるままに

15才、中1、小5の3児のママです。子ども全員明るくニート&不登校中。ズボラ万歳で過ごしています!

既成概念を1つずつ壊してみた

私は、ゲームが苦手である。

 

子ども時代は、ゲームをしてこなかった。

 

親に禁止されたわけではなく、ゲーム操作が致命的に、へたくそだったので、早々に諦めたというのがホントのところ。

 

両手を動かし、且つ、目は画面を見ることができないのだ。

 

ゲームをしなくても、友達との会話には困らなかったが、中高生になると、出かける先がゲームセンターが多かったのが苦痛だった。

 

ゲームを、どう楽しめばいいのか分からないから。

 

本音を言えば、ゲームをしている人を軽蔑していた。

 

そんなだから、我が子が、ゲーム機を手にして、日に日にどっぷり浸かる姿が、本当に嫌だった。

 

ところが、あれよあれよと我が子3人全員、立派に不登校児になった。

 

子ども3人が24時間自宅にいる。

 

息が詰まった。

 

子供をどう管理していいのか分からない。

 

子どもは勉強をさせようとしてもしない。

 

でも、ゲームをさせるなんて、遊ばせるなんて、絶対違う。

 

不登校なのだから、家で学業優先をしてます!ゲームは1時間だけ!なのに、子どもが全然言うことをきかないんです!私は間違っていませんよね?」

そう、自信満々に不登校の専門家に、私は言い放った。

 

ところが、専門家は

「ゲームは好きなだけさせよ」

「勉強は強制するな」

「子ども自らに、何事も選択させよ」

 

オイオイ、話が違うじゃないか。

 

今までずっと、教師も、ママ友も、皆が口を揃えて言っていたんだよ

「学業優先、ゲームは悪」

って。

 

皆がそう言うから、それを、私は信じて、実行していたんだよ。

 

不登校専門家が言う

「学校から命からがら逃げてきたのに、また、家で追い詰めたら、その子はどうしたらいいんですか?」

 

” 溺れる者は藁をもつかむ ” とは、よく言ったもので、藁なのか、救命ボートなのかわからぬが、困った私は、専門家の言うことを、1つずつ実践してみた。

 

子どもがやりたいことを聞いて、嫌だといういうことはやめた。

 

教科書を閉じ、習い事をやめ、朝起こすことも、夜寝るように言うこともやめた。

 

結果、教科書の代わりにテレビ、鉛筆の代わりにゲーム機。

 

子どもは笑顔が増えたし、私は気楽になった。

 

あんなにゲームが嫌いだった私は、気づいたら、オンラインゲームを、子どもに勧めていた。

 

子どもが、ゲームをだれかと一緒にしたと聞けば、褒めた。

 

ゲームは、我が子が、他人とつながることのできる時間だから。

 

私は、ゲームが今でも苦手であるし、どうやって楽しむのか分からない。

 

でも、ゲームを悪だとは全く思わないし、ゲームをしている人を軽蔑どころか、羨ましい。

 

ゲームへの見方が変わった。

 

たったそれだけのことだが、今、私の心はとても軽く、視野は広く、眺めがよくなった。