吾輩はズボラなるままに

15才、中1、小5の3児のママです。子ども全員明るくニート&不登校中。ズボラ万歳で過ごしています!

不登校児の親である前に

お題「気分転換」


いつも拝見するブログで告知された『Shifo Presents !最強のオタクはあなた!』という企画に、心をくすぐられ参加した。


ameblo.jp



当日、メンバーは、全員が不登校児の保護者。


こういうメンバーだと、普段は名前を言ったあとに
「(子どもが)不登校歴 ○年です」
「現在の登校状況は・・」
という、子どもの紹介が 自己紹介というのが常である。


しかし、その日の自己紹介は違った。


名前を言ったあとに
「私の推しは△△です」
「今日は、◇◇の話をします」
子どもの話は一切なし。


そんな自己紹介のあと、1人10分という持ち時間で 自分の好きなことを話す。


アイドル・韓流・スポーツ・アニメ・音楽・歴史・ミュージカル・・・資料を持ち出し、カメラに向けながら 皆が楽しそうに熱弁。


好きになった理由・魅力がどこにあるか・ライブに行ったこと・聖地巡礼したこと・・。


なるほど、人は好きな話をするときには声が高くなり、テンポも速くなるのだなぁ。


もちろん、私も。


四半世紀推しのレイソルの話を、声を上ずらせながら。


話はあちこち飛び、起承転結もあったもんじゃない。


だって、レイソルの話を 誰かにしたことないもの。


頭に浮かんだことを、興奮しながら まくしたて、聞いている側が分かっているのか確認もできない。


でも、話しているのが楽しくて。楽しくて。


10分なんて話すことがあるだろうかと思ったが、あっという間だった。


10分が終わって
『あぁ、子どもたちが私に 好きなゲームの話・アニメの話をするとき、こんな気持ちで話していたのか』
そう思った。


いつもと全く様相の異なる会は、聞く側も飽きることがない。


自分が気づきもしなかったことを、こんな風にみて、こちら側からもみて・・と 肩ひじ張らず教えてもらえるのが、たまらなく楽しい。


そうだった。


私たちは『不登校児の親』である前に、何かが好きで、何かを楽しみながら、生きてきた、生きている、誰とも似ていない1人の人間なのだ。


そんな当たり前のことを、今更ながら 気づいた夜。


皆がキラキラしていた夜だった。