中3息子の15才の誕生日と、雛祭りを兼ねた、ちょっとしたパーティーを、自宅で、家族だけで開いた。
いつもは、私がすべての料理を作るが、今回は小6娘がケーキ作りと揚げ物を手伝ってくれた。
スポンジケーキは、すでに味が出来上がっている粉に、卵とミルクを混ぜて焼けばいいだけのもの。
そこに、ホイップ済みの生クリームをデコレーション。
揚げ物は、冷凍食品を揚げる。
それでも、1人手伝いがいるだけで、いつもよりずっと早くに料理が出来上がった。
パーティーが始まると、誕生日の息子が
「オレって、15才なんだぁ。13才かと思ったよ!」
と、おどけた。
「だって、あなた2009年生まれでしょ?正真正銘の15才よ!」
と私が返しても
「う~ん・・だけど、オレのなかでは13才なんだよなぁ」
と、料理を口に入れながら、首をかしげる。
そんな彼に家族は
「記憶2年分が、知らないうちに、宇宙人に抜かれたんじゃない??」
と、笑った。
その後、小4弟の起床時間が、早すぎるのではないかという話に。
そうしたら、息子が
「オレ、昔は朝活してから、登校してたなぁ」
と自ら、登校していたときの話をしだした。
『朝活』というと聞こえはいいが、要は、朝早くに起きてYouTubeをみたり、ゲームをしたりの、朝活。
そんな朝活も、小学校5年の今頃が最後だったか。
先日、中学校の卒業式の日程と、詳細が、担任の先生からあった。
卒業式は3部に分かれているという。
1部は、全体で、体育館で行うもの。
2部は、少人数で、体育館で行うもの。
3部は、少人数で、校長室で行うもの。
息子は、どこの部にも出席しないと言った。
当初の予定通り、夕方に、私が代わりに受け取りに行く、特別枠の第4部・・なんてのがあるのかどうか、知らないけれど。
息子は、中学校の制服もカバンも、場所も知らず、中学校を卒業する。
「自分が13才だと思った」
という言葉が本心なら、それは、彼の空白の期間なのだろうか。
彼に登校してほしかったとは思わないが、もし13才で止まっているのなら、ちょっと悲しいな。
でも、自分の登校していた頃の話を、そうやって話せているのは嬉しいな。
子どもの言動を、勝手に深読みして、勝手に一喜一憂をしていたら、何だかいっぱい食べちゃって、何だか胃もたれがして、勝手に何だか体重が爆上がりした。
まったくもう、私ったらやだやだ・・と思いつつ、誰より喋って、笑った日のこと。