吾輩はズボラなるままに

15才、中1、小5の3児のママです。子ども全員明るくニート&不登校中。ズボラ万歳で過ごしています!

子どもと散歩をしてみたら

週末に1人で出掛けた映画館の帰りに歩いて帰宅したのが楽しかった。

 

引きこもり上等!の私が、ここ数日 散歩に俄然 興味がわいてきた。

 

1人で散歩するのがベストだが、子どもがいる平日はムリ。

 

でもちょっと歩きたい。

 

そこで、小4娘と、小2の息子と、歩くことにした。

 

しかし ただ歩くだけでは、彼らはついてこない。

 

かといって、1人で私が出かけるのは許さない。

 

なので、考えたのが『人参ぶら下げ作戦』

 

目的地を、彼らが好む場所にして歩かせるのだ。

 

初回は、私が週末に行った映画館の隣にある、ショッピングモール。

 

家のすぐ近くから遊歩道がショッピングモールまでのびていて、安全面でもバッチリ。

 

問題は、片道2,5キロを 文句を言わずに往復できるか??

 

当日は 朝食を食べずに9時半ごろ出発。

 

イントロクイズを各々が出しながら 休み休み1時間以上かけて目的地に到着。

 

お目当てのフードコートで遅い朝食、ショッピングモールを1周して、来た道を戻る。

 

帰りは、小2の息子が、いつでも持ち歩いているフェイスタオルを上に放り投げて、うまくキャッチできるか選手権をしながら。

 

最初は両手でキャッチ、次は片手で、それができたら顔面で、肩、足、その場でくるりと回ってキャッチと徐々に難易度をあげていくもの。

 

広い遊歩道だからできるのだが、いっけん地味なこの遊びが おおいに盛り上がった。

 

計4時間に及ぶ初回の散歩だったが、子どもたちには大好評だったし、私も楽しかったので、数日後に第2回を同じメンバーで開催した。

 

今度は、前回と距離は同じくらい。方向は逆にある スタバでの朝食。

 

前夜から楽しみにしていた小4娘が、7時前にまだ眠い 小2息子をたたき起こしたものだから、息子はご機嫌ナナメ。

 

それでも、出掛ける頃には機嫌も直り、初回より2時間早い7時半に 全員ニコニコで元気に出発した。

 

しかし、目的地のスタバを目の前にして、息子が眉間に皺をよせ「暑い・・」と1言。

 

息子は、真冬でさえ半袖Tシャツ1枚と夏用半ズボン(よほど寒いときのみ、ダウンジャケットをその上に羽織る)

 

その無類の暑がりが、晴れた、最高気温17度という日に 裏起毛長袖トレーナーと裏起毛の長ズボンを、なぜか選択。

 

不安的中。玄関で注意したのに、これでいいと言うから・・ほらみたことか。

 

息子からこの1言がでると、テンションは急降下。歩みが急激に遅くなる。その口からは文句のみ。

 

それでも「目的地のスタバは目の前だ」と言いきかせて到着・・・・ガ~~~ン!開店30分前。

 

スタバ=早朝開店 という思い込みが仇となった・・しまったぁぁ。

 

しかたなく、はす向かいのマクドナルドへ、朝マック

 

どうにか、マクドナルドで息子の下がったテンションが元に戻るが、帰り道を想像すると、やれやれ 覚悟が必要だ。

 

食べ終わって、外に出ると10時過ぎ。日も高くなっている。さぁて・・。

 

案の定、マクドナルドから出て数十メートルで

「暑い」

「歩けない」

「なんでこんな所に連れてきたんだ」

「姉ちゃんが起こすから」

「トレーナーを脱いでしまえ?そんな恥ずかしいことはできない!!」

「あぁ死ぬ」・・

地団駄を踏み、果ては、道に大の字に寝転ぶ。

 

ベビーカーに乗った赤ちゃんが、不思議そうに眺める。

 

前から走ってくる、ランナー。

 

信号で止まっている車の長い列。

 

うららかな春に響く、私の腕にしがみつく息子の「暑い~~~」の叫び声と文句。

 

この息子の行動は、昨日今日始まったことではない。

 

もはや、冬の終わりを告げる 我が家の風物詩である。

 

こういう状況で、一緒にイライラしたら負け。

 

グッと我慢してヘラヘラするのが1番。

  

「地団駄を踏めるなら、死なないわ~」

「文句をいうのは、元気な証拠よ~」

「ハイハイ、死にそうな人は パンチもキックもできない。大丈夫~歩け~」

と、小4娘と、息子の言動に笑いながら 歩をすすめるのみ。

 

ようやく自宅に戻り、服をすべて脱ぎ捨てたら

「ねぇ、お母さんお仕事終わったら、オレの隣で寝転んでよぉ」

と、息子から いつものセリフ。

 

さて、さて これから暑くなる一方。

第3回の散歩は・・片道200メートルの いつものスーパーかな。