「部屋をきれいにするには、誰かを家に招くこと」そう誰かに昔 言われた。確かに。掃除が苦手なズボラの私には、これが1番である。
5才の末の息子が、幼稚園のバスから降りると言う。毎日言う。「ねぇ、これから友達を家によびたい」「友達の家に行きたい」
これを断ると、そこから1時間近く 怒りの矛先を母に向けて号泣。非常に面倒くさい。
兄と姉は習い事やら、勝手に公園に遊びに行くものだから 1人残される5才は寂しいのだ。
かといって、兄と姉について近所の小さな公園に行っても友人はいない。友人も習い事があったり、公園に行くには親がついてこなければならない。弟や妹が小さかったり、体調不良などあれば 毎日ってのは無理な話。
兄と姉にくっついて、その友人と遊んでも やはり楽しくない。同年代の友人と5才は遊びたいのだ。
それには、時間が悪い。幼稚園バスが停車場にくるのは16時近く。そこから、公園に行くというのは 親にとっては面倒である。
そんなわけで 自宅に招くのがよかろう。 滞在時間も、せいぜい1時間。親同士 同じバス停で、もう何年もほぼ毎日顔を合わせているので「今日、遊びに来ない?」と誘うと、子どもだけを預ける場合がほとんど。
2~3人の子どもを預かる。ちょっとした託児所である。
でも、時折 親も一緒に来ることもあるので そのために ある程度の掃除はせねばならない。掃除をするのは面倒だが、この託児所は悪くはない。
5~6才の子どもとなれば、つきっきりで隣にいなくても ある程度放っておいてもよい。
家事もすすむし、息子も機嫌がよければ 双方ウィンウィンである。
今日も託児所かと掃除をしておいたら、他のお宅から「今日はウチに来て!」と神の声がかかれば「え~いいの?悪いわぁ」といいながら片手は、息子の背中を「行ってこい」と押している。
今日は託児所は無理だという日は、やはり家事はノロノロで進まない。やはり、せっぱつまった目的(目標)があると人間ちがうものだ。ズボラは特に。