今週のお題「おうち時間2021」
先日聴いていたラジオで
「ラジオも、ブログ、エッセイなども、要は、話し手・書き手自身の自慢話なんだ」
「清少納言にしたって何が言いたいかって『私の感性、いとをかし』だよ」
と言っていた。
これを聞いて、私は喉のつかえが取れた。
なるほど、そういう見方もありか。
このブログを書いていて、ちょっとしたモヤモヤを感じていた。
『なんてことない出来事なんざんすよ』と、読み手に感じて欲しいと、自虐ネタやら、僭越感を盛り込んだところで、読み返すと 結局は自慢話になっている。
さりとて、ド素人がチョイチョイと簡単に書き直す技術もなし。
喉にいつも引っ掛かっている小骨感が いつもあった。
そんなときの、このラジオ。
ほぅほぅ、ブログは自慢話か。
そういうものかと割り切れば、断然 気楽、気楽。
そう思って、書棚にある作家のエッセイを読み返すと、どれもこれも『私の感性・視点・体験 いとをかし』である。
プロの作家がそうなのだから、私は、これから気持ちよく己のブログで 自慢話を垂れ流していくとしよう。
さて昨日は 、中1の息子が 私への借金返済日。
息子の借金の名目は、アニメの有料動画・ゲームの課金で、返済方法は家事仕事をすることによる、私からの報酬。
今回の、返済金額は 1,100円。
夏休みの宿題と一緒で、返済当日、それも遅い時間になって慌てて
「何か仕事をくれ!!」
「あと○○円足りない!!」
と大騒ぎ。
そんな状態にも関わらず、洗濯物畳みは良いが、干すのと取り込むのはイヤなどと 選り好みする。
そんなんだから、時間内に返済金額は集まらない。
返済が遅れたら、返済するまで ゲーム機とテレビのリモコンが没収。
「くそ~~!!」という息子の絶叫と「オホホホ~」という私の高笑いが混じる中、没収したゲーム機とリモコンは私の手に落ちる。
そんな光景が、ここ2回ほど続いていたが、昨日の息子は全く焦る様子なし。
「今日、借金返せるの?」
と、私が尋ねても
「あぁ、無理だな。明日頑張るよ」
と、呑気モード。
その夜
「じゃあ、これお母さんに渡しとく」
と自らゲーム機とリモコンを差し出した。
そして、普段は朝方まで起きているのに
「起きていても、やることない」
と、22時過ぎに 布団に潜り込み、たちまち寝息をたてた。
翌朝は10時過ぎに のんびり起きたかと思ったら、そのまま掃除機がけ・洗濯物畳み・皿洗い・風呂掃除・ベランダ掃除を黙々とこなす。
しかしながら、目標の1,100円に足りないようで、買い物の荷物持ちをすることに。
弟妹も買い物についていく!と、久し振りに子ども3人とスーパーへ。
空っぽになっていた冷蔵庫&冷凍庫に、ここぞとばかりに肉5キロと・牛乳4L、その他諸々買い込む。
「ヒー!!重てぇ~!ムリムリ~!」
と、私と体格が変わらなくなった息子が悲鳴をあげ、見かねた小4の娘が少し持つ。
それをみて
「オレも持つよ」
と、小2の末っ子も1番軽い荷物を担当。
晴れて 私は手ぶらで1番後ろから
「ハイ!頑張って~」
「私が持ってもいいけど、お金は払わんよ~」
「このオバチャンが、これくらい毎回1人で運んでるのに、若者が情けないのぉ~」
と、能天気にハッパをかける。
ようやく、玄関に倒れこみながら到着し、私から報酬100円が手渡されるものの、まだ返済額には50円足りない。
「まだ終わらねぇ~」と嘆く息子。
「お兄ちゃんが早くお金返さないと、テレビのリモコンが返ってこない!私までテレビが観られないじゃない!」
と、プリプリ怒る小4娘。
しかし、怒りながら 兄に自分のお小遣いから50円をスッと出した。
ここぞというときの、連携プレーお見事なり。
毎日が日曜日の不登校3児と母の、これが 4月最後の日の おうち時間。