吾輩はズボラなるままに

15才、中1、小5の3児のママです。子ども全員明るくニート&不登校中。ズボラ万歳で過ごしています!

卒業証書

今週のお題「〇〇からの卒業」

小6の息子の小学校の卒業式が行われ、息子は欠席の返事をしてあるので 式終了後に私が代わりに証書をもらいにいった。


普段着で行こうかとも思ったが、形はどうあれ、やはり『式』なのでスーツを着た。


外は晴れて、少し風が強い。


久々のスーツにヒールを履いて、1人で学校へ向かう。


息子が大好きだった引っ越す前の学校に、あのまま居たら、卒業式には息子と2人で学校に向かったのだろうか。


簡素になった式に物足りなさを感じながら、保護者席で涙したのだろうか。


息子は、卒業式後に「友だちと遊びに行く!」と駆けだしていったのだろうか。


そんなくだらない『たられば』を考えては、打消し、また考えてしまいながら、校門につく。


紅白の紙花で飾られた『卒業式』の立て看板が目に入る。


「息子のために片付けず、まだ立てて置いてくれたのだ」と勝手に良い方に思い込み、1つ息を吐いて中に入った。


『スーツは戦闘服、鎧だ』と誰かが言っていたっけなぁ。スーツ着てきて良かったかも。


校内で、何人かの先生から「おめでとうございます」と言葉をかけていただき、応接室で、数人の先生に囲まれながら証書をいただいた。


不思議と悲しくなかった。逆に、ガッツポーズしたいくらい。


何に、誰にガッツポーズなのか分からないけれど。


帰宅して、証書に改めて目を通そうと思わなかったが、養護の先生が卒業生1人1人にあてた「あなたは6年間でこれほど身体が成長しましたよ」という記録があった。


息子は、身長、体重が32センチ、37キロ増えていた。



そうか、私は これに 、この記録にガッツポーズをしたかったのかもしれない。



登校は、5年間しかしなかったけれど、卒業式は出なかったけれど、彼は心身ともに元気に成長した。している。


この記録が卒業証書。


これは、息子の長い人生の小さな節目。


どうか、学校なんて、大人のつくった区切りに惑わされないで。