ブログを書く理由
私が文章を書くきっかけは、幼稚園の広報誌だった。
広報誌といっても、3~4ページほどのもので 1か月に1度 幼稚園から保護者に配布される。
毎月 学年ごとの様子や、理事長先生や園長先生のコメントとともに 毎月もちまわりでクラス担任と、そのクラスの保護者1名が文章を書く。
保護者は、自分の家族や子供のことを書くのだが そこに何を思ったか私は、現在は10才になる息子が幼稚園のとき「広報誌に書きます」と立候補した。
ビジネス文書以外に 文章を書くのは、学生時代の論文以来。大学で文学部に属していたわけでもない。ど素人が、でも「書きたい」と何故だか唐突に思ってしまった。
当時、3人目の子どもが生まれたばかり。1人目が生まれたときほどの戸惑いはなかったが、子どもと向かい合ったきりの 数年間。 自分が自分のためだけに何かをしたという「何か」が欲しかった。
数年間の心に知らず知らずのうちに、何かがたまっていたのだろうか。夢中で、子供を寝かしつけた夜中に書いた。文章を書き終わったとき、心がスッとした。
今までの広報誌で保護者の書いていた文章よりもあけっぴろげに、子どもや家族のことを書いたら 先生や保護者の方から「面白かった」と言ってもらえた。
話したことのない人から お世辞でも褒めてもらえて、ほんとうにビックリしたし、ほんとうに嬉しかった。
誰かに少しでも褒めてもらえるって、いくつになっても嬉しいものなのだと感じた。調子にのって、2人目・3人目のときも書いた。
書いたときは、心がスッとする。でもまた、すぐに心は落ち着かずモヤモヤ、モヤモヤ。
それを落ちつけたくて、ブログを始めた。
書くと心がスッとする。何かため込んだものを吐き出せたような、肩の荷がおりたような。
書いてみると、自分でも思ってもみなかったことが見つかる。
子どものこと、あの頃の思い出、今日のこと・・。書いてみたら 頭の中で思っていたことと違うことがみえる。それが面白い。
ここまで書いていたら、5才の末っ子が起きてきた。
ブログを書く以前なら「私の1人の時間に、何故ジャマをする!」とイライラしたが、今は心が落ち着いている。心がスッとしている。
ブログは、私の精神安定剤。