私の爪は オシャレと縁遠い
「私、ネイル無理なの。息ができなくて死んじゃう気がするの」
そう言って、賛同頂ける割合はどのくらいなものだろう?これを話すと、10人中10人に「何それ」「意味わからん」と呆れて笑われる。
他の方がキレイなネイルをしているのを見るのは、嫌いじゃない。
「爪の先まで気を配っている」好感が持てる。
だが、自分がするとなると別の話。
過去、何度か試したことはあるのだが ネイルを ひと塗りされた途端 つけ爪をされた途端 口をふさがれたような息苦しさを感じてしまう。
身体のことはよくは知らないが、皮膚呼吸ならぬ「爪呼吸」ができなくなるような気がするのだ。
じゃあ「皮膚に絆創膏も包帯もできないのか?」と聞かれると
答えは「いいや、できる」包帯や絆創膏は何回でも何日でも続けてできる。
じゃあ、ネイルだって同じじゃないか・・となると、やはり無理なのだ。
爪も短くしていないと気持ちが悪い。そんなわけで「私、ネイルが無理なの」と ふりだしに戻る。
最近、1番素敵なネイルだと思ったのは 道ですれちがった80代くらいの白髪の女性。
黒いコートに真っ赤なマフラー、そして真っ赤な口紅とネイル。
私もあんな女性になりたい。
ネイルだけはたぶん無理だけど、他は真似したいな。
おもわず振り返って2度見した。とてもとても似合っていた。