吾輩はズボラなるままに

16才、中2、小6の3児の母です。子ども全員ベテランのニート&不登校。親子共々、ズボラ万歳で過ごしています!

それでいい夏

不登校歴6年目の中2娘は、映画鑑賞が趣味の1つ。

 

しかし、家や映画館で四六時中観ているという程のマニアではない。

 

映画館へも、数ヶ月行かないこともあれば、毎週行くことも。

 

観るジャンルは、恋愛、アニメ、社会派、推理、コメディ、アクションと、多岐にわたる

 

そして今夏、新たにホラーが加わった。

 

娘の要望で、映画館での鑑賞は、毎度、私も隣の席で一緒に鑑賞という名の居眠りをする。

 

しかし、新たなジャンルのホラーは、私が超苦手なもの。

 

娘が観たいと言ってきた今夏の映画のうちの半分は、ホラー。 

それも、4作も。

 

先月一緒に観た2作のホラーは、何とか耐えられたが、数日前に封切られた3作目は、前評判から『かなり怖いらしい』というのが耳に入っていた。

 

映画館に行くときは、あらかじめweb予約をするのが常で、3作目のホラーもそうした。

 

予約時に、席は自分で決められる。

 

なので、携帯で席の選択画面になると娘に渡し、彼女に席を決めてもらい、その後の予約までの工程を私がする。

 

いつものように、そうしていたら、戻ってきた席の選択画面には1つだけの席が。

 

「私、1人で観るから」と、娘。

 

内心『助かったぁ』と、 すぐに思った。

 

これの前に観た、戦隊ヒーロー映画とアニメ映画を、弟と2人で観たので、少し自信がついたのかも。

 

当日はチケットを渡し、1人で入っていく娘の姿を見送った。

 

診断をしてもらった訳ではないが、娘は『母子分離不安』だったと思う。

 

小学生の間は、私の後をどこまでも追ってきた。

 

目の前のスーパーへも、階下のゴミ捨て場へも、必ず一緒についてきた。

 

お風呂も一緒だったし、起床も就寝時間も私と一緒、夜中でもトイレが少し長いとドアの前で待っていた。

 

それが、少しずつ起床時間が私とずれるようになり、就寝時間も。

入浴も1人、留守番も1人でするようになり…。

 

2時間後、後ろ姿を見送った場所から、娘が出てきた。

 

「大丈夫だった?困ったことはなかった?」と娘に尋ねると、親指を上に向けてからそのまま少し外側へ傾ける、彼女のいつもの『大丈夫』のポーズが返ってきた。

 

来週以降も、恋愛もの、ホラーと、映画館へ行くことが続く予定。

 

もし登校していたら、中2の夏は受験がチラつく頃なのだろうな。

 

だがしかし、現在の娘の夏は、ホラー映画デビューの夏。

 

1人で映画館鑑賞デビューの夏。

 

みんなと違う夏。

 

全然それでいいじゃんの夏。