今週のお題「お弁当」
母が作ってくれる 私と妹の小さい頃のお弁当には、必ず大好物のアレが入っていた。
アレとは、ソーセージのフライ。
ソーセージのフライといっても、ちょっと工夫があった。
さて、レシピをご紹介。
用意するものは、縦半分に切ったソーセージと、その長さにあったピクルス、またはチーズ、つまようじ、フライの衣。
半分にしたソーセージ・チーズ(ピクルス)・ソーセージの順に重ね、それを つまようじで刺し、小麦粉、卵、パン粉につけて揚げる。
妹はチーズが間に入ったものが好きで、私はピクルスのものが好きだった。
カリカリしたパン粉と、揚げ物に合わないはずのない肉類のソーセージ、そこに ちょっと酸っぱいピクルスの組み合わせは最高。
チーズのトロリとした感触も、また良い。
たまに、夕食にでることもあった。
そんなときは、何度か手伝いをしたが、子どもの頃からの不器用な私には難しかった。
つまようじを突き刺すときに、間に入ったチーズが半分に折れてしまうし、つまようじで、一緒に指を刺してしまうこともあった。
それに、衣も小麦粉、卵、パン粉と3回もつけるのも、同様に 子どもの頃からの面倒くさがり屋には 耐えられなかった。
文句を言いながら手伝い、出来上がると、そんな文句は忘れて 揚がったそばから つまみ食い。
ソーセージがあまり好きではない 我が家の子どもたちには、まだ1度も作っていない。
いや、私の面倒くさがりのせいかも。
このレシピ、もともとは 料理好きの祖母が 母に教えてくれたらしい。
我が家の2代に渡るレシピが、このまま私が作らないと途絶えてしまうかも。
そろそろ、作ってみようか。
私の思い出の、お弁当のおかず。