吾輩はズボラなるままに

15才、中1、小5の3児のママです。子ども全員明るくニート&不登校中。ズボラ万歳で過ごしています!

なんつったって アイドル

お題「わたしのアイドル」
マイケル・ジャクソン - Bad (日本語字幕版)

 


Despicable Me 3 - Bad [Michael Jackson] (1080pHD)

 

 

子どもたち3人が、最近みている「ミニオンズ」のDVDの中で ″bad″が流れる。この曲が3人とも気に入った様子。

 

「本当は、この人が歌っているんだよ」YouTubeから探しだして、みせてあげる。

 

「″マイケル・ジャクソン″って人でね」

 

「この人のダンスは 独特で、皆がビックリして カッコいいって真似したんだよ」

 

そう。私が、マイケル・ジャクソンを初めてみたのは″Bad″のMVだと思う。

 

学校を休んだ日、DVDどころかビデオもない時代。買い物に出掛けた母の居ぬ間にと、テレビをつけたら これが、流れていた。

 

当時、地元のローカル局は 1日のほとんどを 海外の歌手のMVを流していた。

 

言葉は分からないが、楽しそうなノリノリの曲調だし このダンスの何とカッコいいこと!

 

それから、彼が新曲を出すたびに ラジオから録音してカセットテープで何度も聴いた。

 

大ファンという訳ではなかったが、声といい ダンスといい「飛び抜けた存在」だと子どもながらに感じた。

 

段々と、彼が表舞台にあらわれなくなって そして本当に消えてしまって、私も彼の曲を聴かなくなった。

 

子どもたちの「ミニオンズ」が、久しぶりのこと。

 

数十年前に発表された曲が、色褪せることなく 私の子どもにも受け入れられていることに 音楽のスゴさを感じた。

 

同時に、我がことのように嬉しい。

 

マイケル・ジャクソン話を子どもたちに話ながら、彼の他の曲もYouTubeで探して聴く。

 

EXILEも、三浦大地なんかの踊りだって、マイケル・ジャクソンが モトなんだよ」

 

「ほらほら、カッコいいでしょ?」

 

「やっぱり、マイケル・ジャクソンってスゴいよね。オーラが違うのよ」

 

気がつくと、子どもたちがしらけた顔をして

「お母さん、ゲームの動画みたいんだけど」

プリキュアのがいい」

「お腹空いた」

 

「・・・あぁ、ごめん。なんか作ろうか」

突然 首ねっこをつかまれて、現実に引き戻された。そんな感じ。

 

シンデレラが魔法が溶けた直後は、きっとこんなだったのだろう。

 

でも、その日はずっと 鼻歌が マイケルだった。

 

YouTubeの中の彼は、いつまでも軽やかに歌い踊っていた。

 

私を一瞬にして夢の国へつれていってくれる。いつでも。いつまでも。

 

アイドルは、そうでなくっちゃ。