我が家には9才を頭に、男・女・男の3人の子どもがいる。
今夏ころ、第1弾の実写映画をテレビでみて以来 3人そろって大ファンに。
主要人物が、ちょうど男性2名・女性1名だったもの幸いし 毎日、3人で主要人物になりきって遊んでいる。
テレビ放送直後に公開された第2弾の映画も もちろん観に行った。
映画のシーンの真似事もするが、3人がおのおののアイディアからなる脚本で遊んでいるのも 見ていて面白い。
脚本家・監督・俳優を3人それぞれが兼務。
場面場面で、阿吽の呼吸で脚本家になったり、俳優になったり、監督になったり。
脚本はすぐに変わる。
舞台は 宇宙にも幼稚園にもなるし、登場人物は仮面ライダーから 隣のネコ・ ヨボヨボおじいちゃんまで何でもあり。
演出もなかなか厳しい。
しかし、俳優は多種多様のセリフの言いまわし、ダンス、殺陣、アドリブもお手の物だから どんな変更もノープロブレム。
「ごっこ遊び」は、皆が名脚本家で、名監督で 名俳優だ。
昔は、私も「ごっこ遊び」が大好きだった。
「次はこんなシーンにしたい」「こういうセリフを言って」そんなことが考える間もなくスルスルと口から出てくる。
あのころ、無限に想像できたシーンやセリフが 今 何も出てこない。
大人になってできることも増えたけれど、それと引き換えに 自分でも気づかぬままに失くしたものは多いのかな。
これが大人になることなのかな。
ちょっと寂しいかな。
食事をしながら 言葉だけで「ごっこ遊び」をする3人の子どもが羨ましいと思った。
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