空想が止まらない
空想はいい。
金はかからない、いつでもできる、1人でできる、セキュリティ万全、他者への迷惑も(たぶん)かからない。
久しぶりに私に好きな歌ができた。
昔々の売れっ子が、昔々に発売した曲ではない。
今、売れっ子のブランニュ~ソ~ングだ。
歌詞は、大好きな姫を不幸な境遇から助け出そうとする、勇敢な王子の心意気をファンタジー色に包んで表現したように、私には感じた。
だが、結婚18年のアラフィフともなると
「おいおい、連れ出したところでどうする?現実甘くないぞ」
「大好きな姫が、共に生活しているうちに、実は悪魔だったなんてザラ」
「いや、勇敢な王子が クズだったとか・・」
なんて、ついついファンタジーを取っ払い、現実性をもたせる。
そんなんだから、私はラブソングもラブストーリーも縁遠くなってしまうのだ。
それでも、この曲に惹かれたのは、もちろん曲調も良かったが、私の空想の賜物。
連れ出す相手は 姫ではなく、学校に行けなくなった我が子。
勇敢な王子は、私。
勇敢な王子のモデルは、そうねぇ・・リボンの騎士??古いか?
そうなると、空想は止まらない。
歌詞にある
『想像したことないくらい眩しい世界を見せてあげる』
ことが、私にできるかどうかは分からない。
だが『君の笑顔を盗む奴』からの連れ出しは成功した。
『今日も明日も君のままでいい』心休まる居場所は、可能な限り提供する。
そうだ これは、今の私の 心意気の歌ではないか。
というところまで、順調に空想をした。
さて、我が子よ、それからの物語は 連れ出された キミ次第。