寝る前の 子どもたちへの読み聞かせは、携帯サイトにある短いもの。
少し前までは、家にある絵本を読んでいたが・・長い。疲れる。眠い。
セロ弾きゴーシュなんて・・ホント長い。
そんなことを 母親が言ってはいけないセリフかもしれないが「ゴメン。ムリ」と携帯サイトの童話になった。
短い話ということは、もとの話を省略・変更しているわけで。
数日前に読んだ、上記の「カエルの王さま」もそうであった・・・らしい。
「らしい」というのは、この話を 私は知らなかった。あとで、これまた携帯で確認をしたら さすがグリム童話!たる内容であった。
しかし、この省略された携帯童話サイトでの「カエルの王さま」の話は
池にお気に入りの毬を落としたお姫様が途方にくれていると、1匹のきたないカエルが「拾ってきてやる」と言う。
しかし、交換条件が。それは カエルの自分と友だちになること。そして、一緒に食事やベッドでねかせてくれること。
毬がほしいお姫様はOKしたが、毬をもらうと 約束を反故して 城にスタコラと逃げ帰る。
しかし「約束を守れ」と、城まで追いかけてくるカエル。
仕方なく、食事を一緒にしたが ベッドで一緒に寝るのだけはガマンならぬと 生意気なきたないカエルを壁に投げつけるお姫様。
その瞬間、カエルはイケメン王子になって お姫様と結婚し幸せに暮らしましたとさ。
というのが、携帯童話での あらすじ。
このオチに、子どもたち そろって ブーイング。
「え~~!?結婚したの?」
「自分を壁にぶつけた相手と?」
「幸せになれる?」
「オレは、絶対いや!!」
「私も~!」
そして「変な話~!!」と大笑い。
本当は、下記のような話らしい。
でも、普段の読み聞かせでは「ふ~ん。じゃあ寝よう」という感想だけの子どもたちが、翌日になっても「あの話はおもしろい!」と。
心優しく、見目麗しい薄幸なお姫様もいいが 約束は反故するわ、壁にカエルをぶつけるわ、イケメン王子とわかるや結婚しちゃうわ、のお姫様もいいじゃない。
そういう姫と結婚した王子も、変わり者なのか?実は悪い奴なのか?
今夜あたり、その物語の続きを子どもたちに想像させてみようか。
さて・・私だったら・・そうだなぁ。