8才、アサリについて語る 朝
アサリが安かったので、久しぶりに味噌汁にした。
6才の息子がアサリの中身を「貝の目玉みたいで怖くて食べたくない」と口をとがらせていたら、隣に座っていた8才の姉が
「それは、貝の目玉じゃないの。貝のお尻!だから、大丈夫。怖くないよ!」
と、優しく 且つ 当たり前のことのように、弟に言いきった。
朝の忙しいときで 同じテーブルにいた夫も兄も、台所にいた私も それをスルーしてしまったが。
あとで調べてみたら、アサリの硬い貝の中身は、口やら消化器官、心臓、肛門、足など 身体の全てが入っているとのこと。
目玉の表記はなかったが、お尻はあったわけだ。
はて、目玉とお尻は お尻の方が怖くないのか?まぁ・・そうかも?
8才の説明、当たらずといえども遠からず。
感心したような、しないような。
説得された6才の息子は、結局 アサリは食べず 汁だけ飲みほした。
外は、朝から霧が立ち込めていた。