小5息子が、最近、通信ゲームをするようになった。
相手は、月に1度の、子供同伴OKの不登校保護者のランチ会で、いつも会う不登校の子。
だが、息子は相手の子を
「あの子とは気が合わないんだ」
と言って、ランチ会で会っても、長いこと挨拶すら交わさずだった。
だが、そのうち少しずつ話をするようになり、気付くと隣同士に座りキャーキャーワーワー。
そんな関係の2人が、少し前に、ようやくお互いにライン交換をした。
そうして、家に帰ってから連絡をとり、お互いの自宅から、同じゲームで遊ぶように。
ゲームの詳細は分からないが、相手の子の声が、こちらにも聞こえてくる。
先日は、ゲーム上で、かくれんぼをしているようで
「どこにいるの?全然見つからないよ~!」
「ヒントほしい?○○の近くだよ」
「あっ!みつけた!待て~!!」
昔からある遊びを、ゲーム上でするなんて、今と昔がごちゃ混ぜになっているみたいだ。
そういえば、私が、このくらいの年齢の時は、携帯電話なんてなくて、連絡手段はお互いの自宅の電話。
私の家の電話は、昔懐かしの黒電話で、留守番電話機能もなかったし、通話中の着信もわからない。
だから、家族に
「早く切りなさい!お相手に迷惑でしょ」
「○○さんから電話があるかもしれないから、早く切って!」
なんて言われたっけ。
今の、1人1台の電話、それも持ち歩きできて、その上、インターネットにラインだの、動画だの・・・、今の目の前の状況を、あの頃は、想像すらできなかった。
・・なんて思い出したら、もう1つ、思い出した。
よく聴くラジオの、リスナーからのメールのこと。
コロナ真っ最中のころ、会社で秘書業務をしているというリスナーからで
『ある役員から、オンライン会議を設定してほしいと言われました。
役員からの要望は
・相手は1人
・共有する資料はない
・短時間で終わる
この場合、どのオンラインシステムを使うべきか?
そう問われたリスナー
「電話がよろしいかと」
と返事をしました』
私も、世間も、新しいものに、つい目が向きがちだけど、ところがどっこい古いものも、なかなか・・。