吾輩はズボラなるままに

15才、中1、小5の3児のママです。子ども全員明るくニート&不登校中。ズボラ万歳で過ごしています!

余ったクリームパン

小5娘が、朝、ちょっとだけ登校をするようになった帰り道、パン屋に寄って、朝ごはんを買った。

 

小さな店だが、美味しいので、昼すぎには、売りきれのパンも少なくない。

 

その店で、兄と弟を含めた子ども3人分のパンを、娘に選ばせた。

 

食いしん坊の3人は、各々、同数のパンでなければいけない。

 

ところが、帰宅してみたら、クリームパンが1個余計にあった。

 

どうするのかと思ったら、3人でジャンケンをして、勝った人がもらうことに。

 

勝ったのは、小3の末っ子。

 

こんなとき、いつもは悔しくて泣いて怒る小5娘が、何事もなかったかのように黙っている。

 

中2息子も黙って、受け入れている。

 

いつもと違う姉の状況に、ちょっと居心地の悪さを感じたのか、勝った末っ子が

「やっぱり、クリームパンを、皆で分けよう!」

と言い出した。

 

その言葉が言い終わらないうちに、小5娘が、台所引き出しからナイフを持ってきた。

 

早い・・。

 

娘、ジャンケンに負けて泣かないと思っていたら、この状況を予測していたのか??

 

ところが、いざクリームパンを前に、小5娘がナイフを持ったまま動かない。

 

「どうやって3つに切ったらいいの?」

 

本人は、ホールケーキを切るようなイメージしかなかったようで、半月状のクリームパンを前に手が止まった。

 

頼りになるはずの中2兄は、昼夜逆転中で

「これから寝るから。オレのパンは食うなよ!!」

と言い残し、さきほど寝室へ。

 

「人参とか大根を切るみたいに、3つに切ってみたら?」

そう私がアドバイスしたら、天才だ!と絶賛してもらった。

 

喜んでいいのか分からず苦笑い。

 

苦笑いしながら頭に浮かんだのは、先日、少しだけ読んだ、ケーキを等分できない子どもたちを描いた漫画。

 

bunshun.jp

 

ちょっとだけブルーになったけれど、まぁいいか。

 

知らなかったことを1つ覚え、平和的決断により、余計に買ったパンは、無事に3人全員のお腹におさまる。

 

余計な考えでブルーになるより、それをした我が子たちを、誇りに思うことにしようっと。