1か月ほど前、中2息子の担任の先生と面談をした。
そこで
「高校はどうするのか?」
と先生に尋ねられ、たぶん進学は考えていないだろうと思ったが
「本人に確認してみる」
と答えた。
だけど、そのことを、本人には聞けないまま、年を越してしまっていた。
その日の朝も、私は起きて、いつものように、昼夜逆転中の息子が寝転がるリビングへ。
他の家族は、まだ寝ている。
息子とくだらない話をしたあと、進学はどうするのか、ズバリと尋ねてみた。
計画していた訳ではなく、何となく、口からでた。
「急だねぇ」
と少しだけ笑いながら、息子は、うつむいた。
それから、ちょっと間があって
「行かない」
と言った。
「アニメとか、動画でさ、高校でイジメにあったっていうのがあって、それをみたら色々思い出したり、考えちゃって、怖くなっちゃって」
と。
「そんな動画なんて・・・それに、将来が・・」
と返そうとした言葉を、かろうじて飲み込んだ。
飲み込めてよかった。
彼が進学しない理由は、もっとあるのかもしれない。
でも「怖い」と、彼にとって、カッコ悪いことを私に言ってくれたことが、良かったなと思った。
彼は、兄弟のなかで、最後に、登校拒否宣言をした。
以前の彼は、学校が好きで好きで。
友達が好きで好きで。
そう、改めて、更に、もっと、私は腹をくくろう。
キミ達、我が子3人は、生きているだけでいい。
信じている。
改めて、更に、もっと。
未来は、きっと。