年々、私、お酢が、酸っぱいものが、好きになっている。
しかし、子どもの頃は、お酢は好きではなかった。
何故なら母が、お酢が好きだったから。
母が焼きそばを作る。作るのはいい。有り難いのだが
「お酢をかけないの?」
「美味しいからかけなさいよ!ほらぁ」
と言って、返事をする前に、私の焼きそばに、お酢をまわしかける。
ハッキリ言って、子どもの私には、全然美味しくない。いや、まずい。
母は、焼きそばに飽きたらず、野菜炒め、中華丼、タンメンにも同じように、問答無用でお酢攻撃を発動。
何てことをしてくれるのだ。
かける前までは、美味しかった料理なのに。
母としては親切心。
子どもの私にはありがた迷惑。
それを、母に分かってもらうまでに、数年かかったほどだ。
しかし、その毛嫌いしていたはずのお酢が、好きなものとしてDNAには組み込まれていたらしい。
30代のころから、年々、私の身体で目覚めていった。
最初は、ポン酢。
焼きさんま+ポン酢の美味しさに気付き、サラダにも揚げ物にも、ポン酢。
はては、ご飯にポン酢をかける始末。
しかし、酸っぱさが、酸っぱさが足りない。
もっと他の料理にも…!!
子どもの好きな、マヨネーズ味の、ツナマヨサラダ、ポテトサラダにも、少量のお酢を入れると、味が締まる気がする。
簡単な浅漬けにもお酢。
あれだけ嫌いだった焼きそばにも…子どもにはかけず、自分が食べる分のみお酢をドバドバ。
よって、我が家のお酢は、1.8Lのものを買っている。
買ってきた野菜、すべて酢漬けにしてみたら、どんなに素敵だろうと、野菜室をのぞいて妄想する私は、変ですかぁ?