小3の息子のフリースクールへ送るときは、小5の娘も一緒に、親子3人で車に乗って行く。
車は、フリースクール近くにある、公園の駐車場へ。
車をおいたら、公園の中を通り、フリースクールまで行くのだが、最近、公園の階段で「グリコのおまけ」をするのが私達親子のブーム。
じゃんけんをして、勝った人が「グリコのおまけ」「パイナップル」と言いながら、1段ずつ進んでいく、あれである。
初めのうちは、じゃんけんに勝って、先にゴールに着いた人が勝つ、本来のルールでやっていた。
だが、数日前から、私のちょっとした思いつきで、真逆のルールにしてみた。
じゃんけんに勝って、ゴールに先に着いた人は負け。
じゃんけんに負け続け、動かず、スタート地点に近い人が勝ち。
最も負けが、最も勝ちである。
これが意外にも、ちょっとした脳のバグが起き、なかなか盛り上がる。
長年、
じゃんけんは勝つ方が良い。
先にゴールすることが勝者。
というルールが、私にも子どもの脳にも、刻み込まれているせいか、つい、じゃんけんで勝つと嬉しくなり、喜んで1歩踏み出す。
しかし、すぐに、いやいや、これは喜べない状況だった!負けたのだった!
と、思い直し、悔しくなる。
その結果、じゃんけんに勝つと、前に進みたくないと後ろに下がってみたり、ゴール前でゴールしたくないと駄々をこねたり。
とにかく、親子揃って、往生際が悪くなる。
戦績は、昨日まで、私が無敗を誇っていたが、今日初めて負けてしまった。
「でもさぁ、お母さんって、どんだけ、じゃんけん弱いわけ?ってことでもあるよねぇ」と、娘に言われた。
「でも、物事を逆から見ると、全然違って見えるってことよ!」と、偉そうに言ってみたものの、確かに、私、どんだけ、じゃんけん弱いんじゃ!