先日、暖房などの節電要請が政府より出された。
そうか、そうだった、暖房をつける季節になったのだったと、はたと気づいた。
朝晩は、かなり、日中も、そこそこ寒い。
視線を上げ、台所から子どもたちの寝転ぶリビングを見渡す。
そこには、1年中お馴染みの同じ下着姿の3人の子ども。
ヒートテックの下着ではない。真夏使用のものを1年中。
そのうち1人は、その布さえ身につけず。
さらに、外の「涼しい」風が欲しいからと、リビングの窓が1日中開いている。
築35年越えの我が家が、日当たりや暖房効率が、異常に良いわけはない。
事実、私は全身裏起毛の冬支度フル装備で、リビングにいる。
今に始まったことではないが、世間と我が家の季節感は、ズレている。特に冬は。
もちろん、子どもと私がいる寝室も、暖房は使用していない。
子どもたちは、リビングにいた同じ格好で寝る。
そして、毎晩、閉めてある寝室の窓を寝るときに、子どもが少し開ける。
子ども曰く「涼しい」部屋に、薄着で、厚手の掛け布団にくるまって寝るのが、最高!なんだそうで。
その開けられた窓を、子どもが寝てから閉めるのが、私の1日の最後の仕事。
閉めたところで、暑くて眠れなかったという苦情は、1度も子どもたちからない。
要は、気分の問題なのだろう。
あぁ、そろそろ、リビングの窓だけでも閉めようっと。