吾輩はズボラなるままに

15才、中1、小5の3児のママです。子ども全員明るくニート&不登校中。ズボラ万歳で過ごしています!

青空読書

3回目のソロ活は、気の向くまま歩くことにした。


前2回は、前日までに予定を立てたのだが、今回は決められなかった。


昼過ぎに1人で外に出たものの、無計画。


それより、夫の言動に勝手にムシャクシャして、この気持ちをどうにかするには歩くことしか思い浮かばなかった。


線路沿いを、歩く。


いつでも、ふいと出掛けて夜中まで帰宅しない夫と、私も同じことをして思い知らせてやろうと始めたソロ活。


しかし、夫は子どもを勝手に留守番させて、自分も何処かへ行ってしまう。


もしくは在宅していても、自室から出てこない。


先日も 夕方帰宅したら、夫はいない。


「朝食から食べていない」「空腹だ」と子どもたちが、口々に言いながら出迎えてくれた。


いろんなモヤモヤが整理できないまま、2駅隣まで来てしまった。


さすがに疲れた。


ムシャクシャして サンダルで出てきたのも、まずかったな。


まったく、こんなに歩くと思わなかった。


何処か、店に入ろうか?いや、そこまでじゃない。ちょっと座るだけでいいんだ。


2駅隣なのに通りすぎてばかりの、小さな初めて降り立つ駅。


そこには、小さなロータリーと、小さなベンチがあった。


ベンチの近くの木が、ちょうどいい陰を作ってくれている。


ここだ。ここがいい。


やれやれと、そのベンチに座り、持ってきた水を飲んだ。



水を飲むのに上を向いたら、木漏れ日と、風がいい具合に吹いていて、青空に雲がゆったり。



日曜日の昼、小さな駅、たまに入る送迎の車以外、誰もロータリーには入ってこない。


みんな、お目当てはロータリーの向こうの大型スーパー。


スーパーの前の道は、車がせわしなく出入りし、手に荷物を持ったり、自転車の後ろに子どもを乗せたり、人が行き交う。


木陰の静かなベンチで、私は ようやく、少し落ち着いた。


そうだ、今は せっかくのソロ活。楽しまねば!と言うものの、何をしよう。


もう歩くのは、ちと疲れた。


暑くもなく寒くもなく、風がソヨソヨ、本当はゴロンと横になって居眠りしたら最高だろうなぁ。


そういえば、読みかけの単行本があった。


それを読みながら、そのうち何かしたくなるかも・・そう思っていたら、何度も読んだ本がやっぱり面白い。


時々、顔をあげる。


そうすると、本だけ読んでいる私だけが、時間が止まっているようで、たまらなく贅沢に感じた。


今日は、これをソロ活にしよう。


夕方まで、私はそこで本を読んだ。


とても楽しいソロ活だった。