気になることがある。
それは、兄と弟に挟まれた 紅一点の小3のあなたが 最近「いい子」であること。
少し前のあなたは、少しでも自分の意に沿わないことがあると 口を尖らせて暴言を吐いた。
瞬間湯沸かし器、気位の高い女優とはあなたのことだった。
しかし、先月くらいからパタリと怒らなくなった。
どこかに出かけたいと私に言って断られても「え~~」と嘆くだけで、怒らない。
机をかたずけろと強い口調で私に言われても、逆ギレはしない。「分かった~」と穏やかに言って、片付けたり片付けなかったり。
「食事が遅い!お腹が空いてるんだ!!」と怒鳴っていたのが「お母さん、大変かもしれないけれど、私、お腹が空いちゃって・・」と。
そして、あれだけ直球ストレートでしていた要望を、やたらと遠回しにする。
「今日、お母さんの予定はあるの?もしなかったら、もし疲れてないなら・・・」といった具合だ。
あなたは、いい子になった!と手放しで喜べない。
というか、私があなたに何かストレスをかけているのではないかと、少々心配している。
直接、あなたにストレートに聞いてみたが、否定された。
それがまた、ひっかかる。
48才の私が未だに、両親に対して突っかかっていく態度があるというのに。
あなたはまだ9才だ。
思春期反抗期前の静けさだろうか。
いい子じゃなくても心配。いい子でも心配。
ここ数日、あなたは家から出ていない。
隣のスーパーの買い物ではイヤみたい。家でのお菓子作りは、イマイチみたい。
あなたは公園で走り回るのが好きなのだ。知っている。
あなたの好きなのは鬼ごっこと、だるまさんが転んだ。
これ、48才には以外と疲れるのよね。
これ、48才のインドア好きには、割と強めな意気込みが必要なのよね。
これ、48才が終わった後に、家事をするのきついのよね。
ほらね、48才は、こういう言い訳には長けちゃうのよね。
あなたが1日中テレビをみて、時々笑っているし、その姿に甘えちゃうのよね。
目が合うとニッコリしてくれるし。兄弟とも楽しそうだし。じゃあいいかって甘えちゃうのよね。
学校に行かない選択をしたあなたに、私は何をしたらいいのかと、これで合っているのかと時々考える。
答えは出ないから、明日は あなたと公園に行こう。
いつものように、弟もつれて行こう。2人では鬼ごっこも、だるまさんが転んだもつまらないしね。