ここに引っ越しをしてきて、もうすぐ1年。
今は初夏というのか。梅雨というのか。ここでまだ体験していなかった最後の季節を過ごしている。
ここは、風がいつも吹いているので 洗濯物がよく乾く。気持ちいい。風は好き。
早朝、霧もよく出る。
隣の家もよく見えないほどの濃い霧。そんな日には、私はベランダに出る。
ベランダの柵に両手をかけて顎をその上に置くと、心が落ち着く。好き。
本当は、朝食の用意などしなくてはならないことが沢山あるのに、ベランダでぼんやり霧をみているのは贅沢だ。
何を考えているわけではない。頭は空っぽで、ただただボーっと。
これに似た感じが、打ち上げ花火をみているとき。
頭は空っぽで、ただただボーっと。
そうだ。もう1つ似た感じがあった。
YouTubeでお笑いをみている(聞いている)とき。
このコロナ渦で、落語とお笑いを見る(聞く)ようになった。
古今亭志ん朝、博多華丸大吉、サンドイッチマン。結局、ここに落ち着く。
ボーッとするのはいいのだが、何事も「過ぎたるは・・・」だ。
ボーッとしすぎて、最近 以前にもまして 脳にも言葉がでなくなった。
今朝は、子どもの「連絡帳」がでてこず「ほら、あのノート。ほら、先生に渡すの。ほら、あれ・・」
我が脳内、風そよぎ、五里霧中。