吾輩はズボラなるままに

15才、中1、小5の3児のママです。子ども全員明るくニート&不登校中。ズボラ万歳で過ごしています!

記憶の残り具合

10年くらい前に住んでいた場所を、家族で電車で通った。


そのとき住んでいた家が見えた。


夫は「家はあれだろ?」と間違えた方向を指差し 指摘したら「そうだっけ?」と、すぐ手元のゲームに夢中になった。


子どもたちには 知らないとか覚えていない場所で、てんで興味がない。


近くに大きな川があって。


その光景が大好きで。


朝、昼、夕方、夜、真夜中。川は毎日違って。


生まれたばかりの、初めての子どもを抱きながら いつも いつも 川を見ていた。


そのあと、引っ越しても 時々 その風景を思い出すと 幸せになった。


10年ぶりに、車窓からチラリと見えた風景は変わっていなかった。


川は、私の頭のなかのと同じだった。


嬉しかった。


でも、共有できる人がいなくて 寂しかった。


記憶の残り具合は、人それぞれで。


それでいいのだと、そういうものだと分かっている。


いるのだが、