吾輩はズボラなるままに

15才、中1、小5の3児のママです。子ども全員明るくニート&不登校中。ズボラ万歳で過ごしています!

裾野を広げる

お題「最近気になったニュース」headlines.yahoo.co.jp


私は、川崎フロンターレサポーターではないが 別のクラブの四半世紀前からのサポーターである。


あっ、でも  ここ10年くらい、サポーターらしきことはしていないけれど。


さて、記事と「同じような経験」というと、語弊があるが 子連れで 初めてホームスタジアムに観戦に行ったときのこと。


1才に満たない子どもを連れての観戦。


オムツ替えをしようと、オムツ台を探した。


10年前 当時、スタジアムのトイレすべてには オムツ台がなかった。


係の人に教えられた 席から離れたトイレのすみっこに木製のベビーベッドが1つ。


オムツ台は、ここしかないという。


「ああ、あれか」と近づいていって・・絶句。


木製のベビーベッドには、薄いベニヤ板が1枚のみ。ベニヤ板の上にあるはずの、マットがない。


ベッド内に赤ちゃんを置いたり、出したりする際、ベッド周りの木枠を上げ下げする調節のツマミは あろうことか、壁側に押しつけられている。


私の脇の下辺りまである、高い木枠ごしに、手をのばしてオムツ替えをせよと!?


毛羽立ったチクチク痛そうなベニヤ板の上に 数ヶ月の子どもを置けと!?


オーマイガッッツ!なんてこった!


「沢山の人に、試合をみてほしい」そんなことを言っているチームが、これか。


実は「子連れは来るな」ってことか?


10年以上の贔屓チームに裏切られたような、なんとも言えないガッカリ感。怒りと、悲しさ、情けなさ。


てんで使い物にならないベビーベッドを前に、しばらく動けなかった。


結局、木枠の高さはそのまま。ベニヤ板の上に、抱っこひもを敷いてオムツ替えをした。


腹立ちまぎれに、出入口近くの「チームへの要望書箱」に そのことを書いていれた。


「高さ調節のツマミが手前に来るよう、180度ベッドを回転して欲しい」


「安物でいい。ベニヤ板の上にマットを敷いて欲しい」


難しいことではないと思ったが、なかなか要望は聞き入れられなかった。


結局、ベッドの向きは 自分でなおしてしまった。


このベッドは、たぶん赤ちゃんのことを全く知らない人が置いたのだろう。


私だって、子どもを産まなければ ベビーベッドに調節のツマミがあるなんて知らなかった。


いや、数えきれぬほど通ったスタジアムに ベビーベッドがあることすら 目に入らなかった。


人って、きっと その立場に立って、その存在を知って、初めて気付くのだ。


発達障害のために観戦に行けない人がいることを、情けないが 私は初めて知った。


そのために、それを計画した 川崎フロンターレは素晴らしい。是非とも、実現して欲しい。


これこそ「スポーツの裾野を広げる」だと思う。


スポーツは 観戦にしろ、実際に行うにしろ、誰もが楽しむ権利があるのだから。


ウチも負けずにやりたいねぇ?そうだろ?柏レイソルさんよぉ。