少し前の週末、下の子ども2人を夫が昼過ぎから連れ出してくれた。
10才の息子と家に2人。なかなか珍しい組み合わせ。
家で、お互い好きなことをしながら のんびりゴロゴロ。
夕方になり、夫たちも外で食べてくるというので 私達も近所の店に食べに行くことに。
「おぉ~何にしようかなぁ」と肉のメニューの多さに目がキラキラならぬ、ギラギラの息子。
健康だのなんだの身体を気にせず、身体も油っこさを受け付ける。若いってのは、素晴らしい。
かたや、漬物だの 酢の物 サラダに目がいく、いや、いかざるを得ない私。本当は、唐揚げ食べたいなぁ。
お酒と漬物をかじりながら、肉を頬張る息子を見ていた。
話したいことは、沢山あったはずだが 頭に浮かばない。
「焼肉屋の肉と違う!この肉 うま~い!」「あのねぇ、肉の柔らかさと肉汁が口の中であわさって・・」
頼んだわけでもない 食リポをしながら、次々と肉を口に運ぶ 息子を見ていた。
飽きずに見ていた。
話したいことは、沢山あったはずだが まぁいいや。
そのうち 満腹になった息子が「ゲーム持ってきちゃった。してもいい?」
酒を飲みはじめた私の食事は長い。「まぁ、今日は特別ね」
ゲームをする息子をみていたが、そのうち私も携帯に目がうつった。
同じテーブルで、会話もせず ゲームと携帯の画面を見ている親子。
世も末じゃ。 周囲には、そう思われたに違いない。私もそう思う。
だけど、翌日 「昨晩は、お父さんにマクドナルドに連れていってもらった!」と自慢する弟妹に「オレは、すげぇ美味しい肉を食ったもん」と対抗する息子。
余は 満足じゃ。