休みの午後「宿題が終わらせなきゃ、どこにも遊びに行かないからね!宿題が終わったら遊びに行こう!」そう子どもに、確かに私は言った。
言った私は、そのまま昼寝に突入。
4時近くに「宿題終わった!遊びに行こう!」という、子どもの言葉が遠くで聞こえていたが、そのまま眠り続けてしまった。
起きたのは夕方5時半過ぎ。
「どこかに遊びに行こうよ!」と、まだ子どもが言っている。
「う~~ん・・でも、もうすぐ夜になっちゃうし。お風呂掃除してないし、夕ご飯も・・」そう言ったら大ブーイング。
そうだよねぇ。約束通り宿題を終わらせたのに、起きてこない親を待ち続けること1時間半。それで、約束反故はマズイかぁ。
でも、8時過ぎには就寝の我が家。このまま外出していたら、帰宅は遅くなるしなぁ。
いろいろ考えたが 意を決して、6時過ぎに外出。
行先は、地下鉄2駅先にあるボーリング場。
10才の息子と 7才の娘は自前の自転車、私の自転車のうしろには5才の息子を乗せて さぁ、出発!
実は これから行くボーリング場は、初めて。
駅に行くたびに 看板は見ていたが、古そうな建物なんだよなぁ。まさか看板だけ出て 実はツブれていました!なんてことないよなぁ??
そんなことを思いつつ、坂の多い道を 子どもと私の自転車3台は向かった。
風が少し強くて、ひんやりしている。上着を持ってくればよかったか。
でも、子どもたちは「風が気持ちいい」と上機嫌。まぁいいか。
遠くからは閉店しているのではと疑われたボーリング場は、シッカリ営業していた。それだけでも、第一関門突破!
休みの日の午後6時半。もしかしたら、混んでるかもよ。待つかもよ・・なんてボーリング場のエレベーター内で子どもたちに言っていたら・・・ガラガラ。
第二関門突破!やれやれ。
スコアが悪いと、拗ねたり泣き出す10才と7才のスコアが今日はよくて 上機嫌。私は絶不調だったが、子どもが機嫌がよければ自分のスコアなぞ関係ない。
こうして、いつも通り1ゲームをしてから 近くのファミレスで夕食をとり 帰路へ。
さて、最後の関門。
満腹になり、夜も9時半過ぎ。これから 坂道の多い2駅分の距離を、また自転車をこいで帰れるか?
しかし、この心配も杞憂に。
こぎだしてすぐ「お母さん、今日は満月だ」と、10才の息子が 空を指さした。
リタイアの心配をしていた7才の娘も「お月様がついてくる~!」と、空を確認しながら ペダルをこぐ。
私の自転車の後ろに乗って、1番楽をしている5才の息子も「今、お月様みえなくなった!」「みえた!追いかけてくる~!」と興奮して実況中継。
風は行きより冷たかったけれど、きれいな満月。子どもと夜のサイクリング。心は温かかった。
行ってよかった。
約束守れてよかった。