我が家のベランダにある ズボラ植物の1つに、大小5匹の青虫が滞在中である。
青虫の滞在は、2年ぶり2度目。前回も、同じ植物にご滞在であった。
私は虫があまり得意ではないので 触ることはできない。
でも気になる。
朝起きると、ベランダに出て「えっと・・1匹、2匹・・3匹目はどこだぁ?」「おやおや、随分おおきくなったなぁ」「こちらは、お食事中でしたか」
これが、朝起きてからの日課になっている。
朝だけではなく ベランダに出るたび、5匹それぞれの所在確認・観察をしてしまう。
前回は2匹のご滞在だったので気づかなかったが、今回 5匹の団体様になって気づいたことがある。
糞が多い。
ご滞在中の植木鉢の周りに、黒コショウ(粒)にそっくりのものが無数に落ちている。けっこうたくさん落ちている。
最初は、風などで運ばれたゴミ・土かと思ったが 形がそろいすぎている。
そうではないかと思いながらも、自分の中で見て見ぬふりをして 水で流したりホウキで掃いたりしていた。
しかし、数日前 いっしょに観察していた 登校ボイコット中の娘7才が 一目で「うわぁ~ウンチだ!すご~い!いっぱい!!」と言うので「やはり・・」と確定に至った。
だが 大量の糞をされようとも、青虫御一行様の その姿は愛らしい。
どこが愛らしいのかはよくわからないが、とにかく1度目にすると、しばらく目が離せない。
青々と茂った葉を上の方から、バリバリとよく食べる。おかげで、上の方の葉は丸坊主。
あの俊敏とは程遠いような身体で、意外と移動する。
背丈30センチほどの大きくない植物内なのに、2~3時間ほど目を離すと所在確認が大変である。
あるときは、1匹どうしても見つからないと思っていたら となりの植木鉢のふちを弱々しく這っていた。
触れないので、紙にのせて もとの滞在場所に お帰り頂いた。
またあるときは、私の足元を這っていた。驚いた。驚きすぎて、朝5時に奇声を発してしまった。
どうやら、滞在していた葉から落ちてさまよっていたらしい。私が 踏みつぶさなかったことが奇跡としか言いようがない。
2年前の初滞在では、まだ小さかった植物の葉をのこらず2匹で食べつくした。
「もうこの植物もこれで終わりか」と思っていたら、それからあれよあれよと伸びるわ伸びるわ。
いい栄養ドリンクでも飲んだかのように、成長期の子どものように ずんずん ずんずん。
よくわからないが、自然の中の相互関係があるのだろう。
見守るだけの滞在先の大家としては 我が家の引っ越しの日までには、青虫御一行様が元気にお帰りできるよう願うばかり。
さて、そろそろ所在確認をしてこようかな。
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