この記事を読んで、2つのことを思った。
私の身近な人が「獄中結婚」という選択をしたら、私自身どう思うだろう?
もし中瀬さんのように同僚が 「獄中結婚」を選択したら?
同僚より、もっと身近な人だったら?兄弟、子どもが言い出したら?
私は、祝福できるだろうか。背中を押せるだろうか。
そして、もう1つは「結婚」って、何だろう?
記事にもあったが「この先ずっと、アクリル板を挟んで会話するのが精一杯の相手と"結婚"をする」
これは「ピュア」な気もする。
これは「現実味がない」気もする。
私の結婚は「愛してる」だけじゃ なかなかもたない。
「愛してる」けど、金も稼ぎ、パンツも洗い、オナラもして、部屋も片付ける。
最初の頃より、ずいぶん変化した。目に見えることも、見えないことも。
でも、この「獄中結婚」の2人は たぶんアクリル板の向こうとこっちのままで、目に見えることは たぶんあまり変わらない。
そして、結婚は どんな形でも いつか終わるのは一緒で。
だから、何だという答えはなくて。「これが結婚」とか「これが幸せ」とか、十人十色だなぁ・・と思ったわけで。
・・と、普段考えないような真剣なことを、リビングの机で書いている。
隣で、5才の息子が戦隊ヒーローのテレビをみている。
テレビ画面には、巨大化したヒーローのロボットが「地球を守る!」と、ビル街で爆破を繰り返しながら敵と戦っている。
こやつは、本当にヒーローなのか、街を破壊する迷惑者なのかを考えてはいけない。
こちらも、ある意味「ピュア」で、ある意味「現実味がない」
「お母さん!オレ、誕生日に このヒーローの剣が欲しい!」「このロボットも!」
こういうところは、現実味たっぷり。