だいぶ前に、記事と似たようなことをした人が 近所にいたと、母に聞いたことを思い出した。
その人は、近所の初老夫婦。夫婦で靴屋を営んでいた。
あるとき、記事同様に 自分の店の靴を盗んだ子どもをつかまえたそう。
その人は、盗んだ子どもに「靴が欲しいのなら、私に言いなさい」と、以来 靴をずっと無償で何年もあげていたとか。
そのうち子どもは来なくなって、忘れた頃に その子が「靴代だ」と封筒にお金を持ってきたらしい。
お金を持ってきた その子が帰るのと入れ替わりに、たまたま店に入った母が「今のは、息子さん?」と店主に尋ねたら「実は・・」と話してくれたらしい。
その店は、お世辞にも流行っている店ではない。靴だって、ある程度の種類はあるが、しゃれたものは置いていなかった。
記事のコンビニオーナーしかり、なかなか出来そうでできないこと。
情けは人のためならず。
優しさの連鎖・拡散する世界でありますように。