吾輩はズボラなるままに

15才、中1、小5の3児のママです。子ども全員明るくニート&不登校中。ズボラ万歳で過ごしています!

キミの話

私は、子どもの頃からゲームをしない。興味がない。


ゲームというのは、ハンカチ落としとか カン蹴りとか、屋外で身体を動かすのじゃなく 画面を見ながら 主に室内でやるアレだ。


本当は「興味がない」のではなく、うまくできないのだ。


ボタンをうまく押して 先に進んだり、敵を倒したり。画面を見ながら、手が器用に動かない。宝物探しも あちこち探すのが、面倒になってしまう。


元来の超不器用と、根性なしだからだろう。


9才の息子が、2年くらい前から ゲームに夢中だ。


自分が楽しいと思うことを、誰かに話したい。楽しさをわかちあいたいと、私に話してくれる。


最近は 慣れたが、最初の頃は戸惑った。


朝 起きてきて、挨拶もそこそこに「お母さん、昨日 オレね 戦って、やっと勝ったんだ」


「オレ、お金とったんだ」


なに!?我が子は、私の知らぬところで 傷害と窃盗事件を起こしたのか!?


えっ!?何処で!?相手は!?学校の先生知ってるの!?お金?今持っているなら、すぐ出しな!


コントじゃない。知らないということは、そういうことだ。ホントに。


先日も、自分が苦労してあつめたお宝を1つ1つ公開してくれた。100近くあるのだという。


正直、やっぱり分からない。


お宝を探す苦労話を、ゲーム画面を示して説明してくれた。


「ほら、周りに何にもないだろう?それがさ、この地面を掘ると ほらぁ~あるんだよ」

YouTubeでさ、ここにあるって言ってて"よっしゃあ~"と思って、すぐ掘ったんだ!」

「他にもさ、この壁を叩くんだよ。そうしたら、ほらぁ~」


ゲームの主人公は、壁をたたいて 穴を掘って。土地の所有者は了解済みなのか?

こんなにも、ジャンプができるなら オリンピックを目指したら どうか?金メダル間違いなしだ。その方が、生活も安定するぞ。

あぁ、風呂掃除しなきゃ。夕飯、何しよう。

この話、まだ続きそう?長いな。


「へぇ~スゴいね~」
「ボタン操作が上手だね~」
と言いながら、実は そんなことを考えていた。イヤな母だ。


話す彼の横顔は、キラキラしていた。


こうやって、彼が私に話してくれるのは 貴重なことかもしれない。思春期になったら、こんな風には話してくれないだろう。


このブログを書いていたら、そう思った。


よし 彼が帰宅したら、今のゲームの進み具合を聞いてみよう。


わたしも、誰かに話したくて 話したくて仕方ないことを見つけたいなぁ。見つけなきゃ。