焼き肉は カレーライスや、ラーメンとともに「キライな人はいない」と いつからか認識されている。
だから「苦手」と口にすることは、案外 勇気がいる。
苦手な理由は 実はベジタリアンとか、過去に面倒な焼肉奉行がいたとか 匂いがつくという理由ではない。
肉は嫌いではないのだ。
ただ、焼き肉店で食べる肉より スーパーの半額セールの肉を 家で砂糖と醤油で焼くほうが美味しいと感じる。
焼き肉好きな方からは「美味しい焼き肉店に行ったことがないからだ」と指摘されるだろう。たぶん正解。
我が家は、夫と息子くん2人の男子チームが焼き肉大好き。私と娘ちゃんは苦手組。
時折、焼き肉店に行くと 私はサイドメニューと酒を頼む。
娘ちゃんは、子ども用プレートを弟くんと半分ずつ食べ スィ―ツへ サッサと移行。
その間、焼き肉大好き男子チームは テーブルにおさまらないほどに次々肉を注文。
その姿を見ながら「お家のお肉の方が美味しいよね~」と、娘ちゃんが 私の耳元でそっとささやいてくれると「そうだよね~」と答える。
母としては 自分の料理の腕を誉められたようで ちょっと嬉しい。
しかしながら 肉は食べずとも、サイドメニューも酒も美味しいので満足である。
娘ちゃんも、アイスにプリンも たいらげ ご満悦。
皆がよければ すべてよし。