我が家は、3人の子どもがいる。
兄と弟にはさまれた、真ん中のお姫様7才のお話。
このお姫様、ちょいと欲張り。
その日も帰宅すると、早速お菓子を見つけた。
父親が、誰からかもらったのか 普段見かけぬ高級そうなお菓子。
中を開けると、イチゴクリームがはさんである小さなパイ菓子が6つあった。
兄弟3人で分けると、分け前は2つずつ。
弟とご機嫌で食べていると、遅れて帰宅した兄が「なに食べているの？」と登場。
2つ目を食べていた姫様、ササッと箱に入っていた菓子を1つ下に隠す。
兄もお菓子に手をのばすが、自分の分が1つしかないことを すぐに察知。
弟妹の手元には、包み紙が複数。
お菓子が入っていた箱を確認すると内容量は「6個」と記載あり。
兄の行動に危険を感じた姫様、隠した3つ目の菓子を自分の口へすばやく放り込む。
「おい！なんでオレの分が1つしかないんだよ！」
兄もすばやく周りを再度確認。
2つ目の菓子の包み紙をモタモタ開けている弟は除外。
犯人を特定するも、自分の分の菓子はすでに姫様の口の中。
怒り狂う兄。
姫様、とっさに犯行を弟になすりつける。
だが、兄には通用せず。
罪をなすりつけられた弟からも「嘘つき」と連呼され大ピンチ。
2人から責められ、姫様 苦し紛れに弟を「ナマイキだ！」と叩く。
泣き出す弟。
「お前は、なんて酷い奴だ！」と再び兄から責められる。
絶体絶命の姫様。
泣き止まない弟。
怒り狂う兄。
みかねて、私が買いおきしてある安物のチョコレートを1つ兄にあげる。
兄の怒りはおさまるが、姫様「私も欲しい！兄だけズルい！」とご立腹。
「なにを言っているんだ！」と、またまた兄に怒られる。
姫様、寝室の布団にくるまり シクシク泣きはじめる。
兄弟ケンカから学ぶことは多い。
いろいろ学んでください。
母は願うぞよ。
