吾輩はズボラなるままに

15才、中1、小5の3児のママです。子ども全員明るくニート&不登校中。ズボラ万歳で過ごしています!

場面緘黙症の子ども時代

お題「わたしの黒歴史」

幼稚園~小学4年の頃まで、私は家族がいない場所ではほぼ喋らなかった。

場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)」というらしい。

診断を受けたわけではないし、当時はそんな言葉はなかった気がするので 私がそうだったかどうか分からないけれど。

家庭などでは話すことが出来るのに、社会不安(社会的状況における不安)のために、ある特定の場面・状況では話すことができなくなる疾患であるという。

先生や友達と話したいと思うが「笑われたらどうしよう」「間違ったらどうしよう」「声がちゃんと出るだろうか」そう思うととても話すことが出来なかった。

学校で手を挙げて発言するなんてことは、とうてい出来ない。

教科書を読む順番がまわってきても、声の代わりに出るのは涙だけ。

でも、先生や友達が話すのを聞くのがとても好きだった。

本を読むのがすきだったから、音読の宿題は1度でいいところを10回も読んだ。

教室では読めないのに。

とうぜん、友達はいなかった。

こんな厄介な生徒がいて、先生も困っただろうな。

でも、先生からも親からもそのことで強く言われた覚えはない。

学校が初めて楽しいと思ったのは、5年生になってから。

奇跡的に友達ができたから。

休み時間や帰り道に私が話をしても、誰も笑わなかったし ちゃんと話を聞いてくれた。

それでも授業で手を挙げることができなかったけれど。

今、我が子の授業参観で 子どもが手を挙げたり、発表したり 声を出すのをみて 羨ましいような、誇らしいような。

今、気の利いた会話は得意じゃないけれど 手を挙げて発言できるのは おばちゃんになって図々しさを覚えたからだろうか。

f:id:reysolharukei:20181220105359j:plain

にほんブログ村