今週のお題「○○の秋」
引っ越しをしてから、気付けば2か月近く。
その間、自分の本を読んでいなかった。手にすら取らなかった。
それまでは、カバンの中に必ず本が入っていて ちょっと時間ができると読んでいたというのに。
家事の合間に、コソッと読んでいたというのに。
ものすごく忙しかったわけではないが、余裕がなかったのだろうかなぁ。
6才の末っ子の幼稚園を送ってから、1人本屋に寄った。
開店すぐの書店は、お客さんも数人。
ゆっくりと、時々本を手にとりながら 本の棚を端からみていく。
久しぶりの本との、めぐりあいを楽しむ時間。
好きな作家の本を探してみようか。
いやいや、今日は読んだことのない作家もいいか。
帯の推薦文や、本屋さんの推薦カードを参考にしながら、棚の上を見たり下を見たり。
けっこう忙しい。
楽しい時間のはずなのに「どうしよう」「何にしよう」いろいろ考えすぎて、頭がパンクしてしまって手ぶらで本屋を出ることもあった。
だが、本屋 久しぶりの今日は そんなヘマはしたくない。
深呼吸をしながら「焦るな」「ゆっくり」「楽しめ」と時折、自分に言い聞かせる。
結局、3冊を選んだ。
- 作者: 乙一
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2013/11/20
- メディア: 文庫
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- 作者: 平野啓一郎
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2019/06/06
- メディア: 文庫
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新装版 はやぶさ新八御用帳(一) 大奥の恋人 (講談社文庫)
- 作者: 平岩弓枝
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/12/09
- メディア: Kindle版
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乙一さんの本は、以前から読みたかったもの。
「マチネの終わりに」は、以前1人で行った映画の予告で流れており、ちょっと気になったもの。
普段は ラブストーリーは苦手だし、平野啓一郎さんのものは初めて。
どうしようかと最後まで悩んだがが「えぇい!ままよ!」と買った。
最後の平岩弓枝さんのは、御宿かわせみシリーズが好きだが それ以外のものは読んだことがなかったので。
そして「マチネの終わりに」をカバンに入れ「箱庭図書館」を家事の合間に読んでいる。
新しい場所で、新しい作家の本、それをしばらく忘れていた読書スタイルで。
私の読書の秋。スタート。